上田ゆきこ略歴
富山県生まれ 双子座 O型
富山県立高岡高等学校卒業
お茶の水女子大学文教育学部卒業
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修士課程修了
文京区議会議員初当選
文京区議会議員二期目当選
文京区議会議員三期目当選
文京区監査委員(平成29年6月~平成30年6月)
現在総務区民委員会理事 災害対策調査特別委員会理事 地域振興・まちづくり調査特別委員会理事 文京区消防団運営委員会 文京区国民健康保険運営協議会会長代理
特技:剣道初段、ワインエキスパート
大切にしている言葉
哲学は科学です。
わからないことの塊から、わかることを少しずつ切り出して、選り分けていく作業は、人文科学も自然科学や社会科学と変わりません。
大学・大学院時代の恩師、羽入佐和子先生
トレードオフではなく、ウィンウィンになるようにもう一回考えなさい。
父
(公平性や公益性や民間実施主体の有無等の観点から)行政が「やらなくてはならないこと」「やった方がいいこと」「やらないこと」に分けなければなりません。
新人議員時代の文京区財政課長
誕生~幼稚園時代
- サラリーマンの父と教師の母との間に二人姉妹の長女として生まれました
- 幼稚園は瑞泉寺という山門の彫刻が有名なお寺の横にありました
小学校時代
- 伝記と井上靖が好きで図書館がお気に入り
- 幼稚園からピアノを習っていて音楽が好きで合唱部に入部
- 井波文化ホールで中村紘子さんの英雄ポロネーズを聞いて感動し、その後の自己肯定感に影響
中学校時代
- 「ソフィーの世界」を読み、哲学に興味をもち、初めて行ったアメリカで英語版を購入するも本棚のインテリアに…(笑)
- スポーツ少年団で体験したことがあったため剣道部に入部
高校時代
- 1年生の冬、京都会議(COP3)を見ようと数人と「地球環境を守る会」いうサークルを作って京都の会場前まで行ったが見学等はできず。(笑) 私たちが大人になる頃に環境悪化が先送りされるのは嫌だという純粋な気持ちがあったことだけは忘れられない
- 1年生のときにサルトルの「壁」、2年生のときにカミュの「ペスト」で読書感想文を書くなど、政治活動する哲学者に憧れる。ちなみに、「ペスト」の感想文で、全国学校図書館協議会長賞をいただく
- 3年生のときに東浩紀の「郵便的不安たち」を読み、哲学を切り口とした社会分析をめざして哲学科への進学を決意
大学時代
- 学部時代の長く続く哲学史の授業に、いつ社会と関わる哲学ができるのか不満に思っていた。 議員インターンシップの案内を見つけ、実際の政治に関わってみれば見えるものがあるかもと思い、参加してみることに。
- 地方議員のインターンシップを経験して、雑用等が多く、机上の哲学とは程遠いが(笑)、現実の人の生活に触れるような実感のある仕事、こっちの方が「ほんとうのこと」かもしれないと思った。
- また、現港区議の中前由紀さん(浪人中)の政治活動を手伝い、女性や若い人が議会に加わり多様になれば、政策も変わる。これからは私たち世代に不利にならないように選挙では女性や若い人を応援したいと考えた。
- 人文科学と社会科学の両方を学びたかったので、研究テーマは「J.S.ミル」。指導教官は羽入佐和子先生(第15代お茶の水女子大学学長・第16代国立国会図書館長)
大学院時代
- 恩師の「同じことを10年やらないと信用されない」という言葉を支えに哲学を10年はやろうと修士課程に進学。研究テーマは引き続き、J.S.ミル「自由論」。
- 自主ゼミ(ヴィトゲンシュタイン「青色本」輪読会)の中で分析哲学が専門の先輩(現在はある旧帝大の准教授です。)と哲学と社会とのかかわりについて議論する中、流れで「ナンセンス」と言われ、哲学を学び続けるか悩みました。再会したインターン先の議員から「来年統一地方選があり、25歳になるならやってみれば」と言われ、「そうか。誰かいたら応援したいと思っていたけど、私がやればいいんだ。私が議会を多様にし、政策を変えよう。それにそうすればいつか先輩に政治から見た哲学について話せるかもしれない。」と思い、政治活動を始めました。
文京区議会議員1期目
会派:新風会:角野英毅議員(無所属)・前田邦博議員(無所属)との3人会派。
- 保守系ベテラン議員の議会技術とリベラル派議員の調査技術の両方を学びました。
・厚生委員会副委員長など
文京区議会議員2期目
会派:新風会 1人会派
改革ぶんきょう:民主クラブと合流し、7人会派を結成。第一会派になりました。
- 2期目の前半2年間は、会派所属議員の落選等により一人会派となり、臥薪嘗胆の気分を味わいつつも、引き続き会派予算要望を提出するなど議会内外で積極的な政策提案・研究に努めました。
- 後半2年間は都議選等の関係で議会構成が変化する中で新しい議会のあり方を模索して、新会派結成に至りました。大会派には大会派のチームワークが求められたが、議会がまとまることの強さと大切さを渦中で学びました。
・災害対策調査特別委員会副委員長
・自治制度・行財政システム調査特別委員会委員長
・平成25年度決算審査特別委員会副委員長 など
文京区議会議員3期目
会派:ぶんきょう未来 10人会派→8人会派→現在:7人会派
- 会派運営や議会がまとまること、議会の権能を高めることによる市民意見の実現メリットを伝えきれない難しさなどを今期は強く感じ、よりいっそう議会が良い政策を提案できるよう貢献したいと思うようになりました。会派所属議員はベテラン議員ばかりなので、政策の幅の広さや行政チェックの精度が高まっていると思います。
- 監査委員を経験したことは政策提案を行う上で必ず生きてくる貴重なチャンスとなりました。
- 社会福祉協議会の手話講習会を受講し、障がい者福祉に関する考えを深めることができました。
- 防災士資格取得試験に合格し、地域防災への責任感を強めました。
・平成27年決算審査特別委員会委員長
・文京区監査委員(平成29年6月~平成30年6月)
・文京区国民健康保険運営協議会会長代理 など
文京区議会議員4期目
会派:創〔sow〕3人会派→現在:2人会派(2023年1月~)
- 会派幹事長として、議会運営委員として、議会の合意形成に協力し、議会のルール作り、議会改革、議会広報等に取り組んだ。議会のペーパーレス化・業務効率化のためのタブレットの導入にも貢献した。
- 区提出意見書案31本のうち、22本の素案を作成し、提出。特に「日本の性犯罪に関する刑法の再改正を国に求める意見書案(令和2年11月)」と「ヤングケアラー支援の体制強化を求める意見書(令和3年9月)」は修文の上、全議員提出議案として関係機関に送付。
また、「抗インフルエンザ薬ゾフルーザの慎重な処方を求める意見書案(令和元年11月)」では、コロナ前に既にパンデミック対策を提案している。 - 年1回の予算要望他、緊急要望等を提出し、区民の声を行政に届け、多くの要望が予算化された。特に、「保健師の増員」については、コロナ前から要望しており、2020年4月に3人の正規職員の保健師の採用が行われ、コロナ対応の強化につながった。
- 文教委員長(2019年6月~2021年5月)、議会運営委員(2019年6月~2022年12月)、自治制度・行財政改革特別委員(2019年6月~2021年5月)、総務区民委員(2021年6月~)、災害対策特別委員(2021年6月~)。